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災害時の連絡手段や集合場所、家族でちゃんと共有出来てますか?

災害時の連絡手段や集合場所、家族でちゃんと共有出来てますか?
VNM編集部 時事

阪神・淡路大震災は午前5時46分、東日本大震災は午後2時46分。本震が発生した時間です。阪神・淡路大震災は早朝だったため、まだ在宅の方が多かったかと思いますが、東日本大震災は平日の日中ということで、家族がバラバラな状態で被災する方が多くいました。実際、仙台駅前や東京でも渋谷駅前や新宿などでの「帰宅困難者」を映した映像や写真は記憶に残るところです。
前回の記事では災害時に備えた「食料の備蓄」についてご紹介しましたが、今回はいざという時のための、連絡手段についてご紹介します。基本的なことになりますが、改めて確認していきましょう。

関連:震災への備えは大丈夫?水や食料品の備蓄は普段使いの延長で簡単

家族と連絡手段の共有、できていますか?

「電話」は繋がりにくくなる

東日本大震災の直後、携帯電話が繋がらない(繋がりにくい)という事態が起きていました。いくつかの理由のひとつは、被災地において基地局の電源が確保できなくなってしまったこと、もうひとつは、発信や着信が集中したために、回線がパンク状態になってしまったことと言われています(厳密には、パンクしてしまうとネットワークがダウンしてしまうので、パンクしないように通信制限が掛けられている状態)。冒頭に挙げたような大きな駅前などではそれが顕著に現れ、公衆電話に長い行列ができていたのも思い出されます。

そこで携帯会社各社が用意しているのが、「災害用伝言板サービス」です。電話回線による音声通話に比べて、メールやWebの閲覧などのデータ通信はパケット通信という方式により比較的規制されにくくなっています。この回線を利用して、自分の状況を書き込んだり、家族や周囲の人たちの安否確認を行ったり出来るサービスです。

・NTTドコモ 災害用伝言板
  https://www.nttdocomo.co.jp/info/disaster/disaster_board/index.html
・au 災害用伝言板
  http://www.au.kddi.com/mobile/anti-disaster/saigai-dengon/
・Softbank 災害用伝言板
  http://www.softbank.jp/mobile/service/dengon/about/boards/
・Y!Mobile 災害用伝言板
  http://www.ymobile.jp/service/dengon/index.html
   (各社のサービス紹介ページにリンクしています)

スマートフォンを使っている方はそれぞれ災害用伝言板アプリも配信しているので、ダウンロードしておくのも良いでしょう。
また、同様にパケット通信を利用した音声録音サービスも各社行なっています。

これらの災害用伝言板サービスは、基本的には自分の使っている携帯会社の伝言板に書き込むようになっていますが、情報を一括して集約しているサイトもあるので、こちらで安否情報を確認することが可能です。

・J-anpi 安否情報まとめて検索 http://anpi.jp/top
・Googleパーソンファインダー http://google.org/personfinder/global/home.html

また、東日本大震災の時にも実証された形になりましたが、TwitterやFacebookなどのSNSはこうした災害時にも強いと言われています。震災を経て、公共機関などのアカウントも作成されていますので、安否確認だけでなく情報収集という面でも活用するのが良いでしょう。震災後にサービスが開始されたLINEも、音声回線よりは繋がりやすいはずです。普段はあまりそういったSNSは使わないという方も、念のため登録だけでもしておくと良いのではないでしょうか。

震災に関するアンケート

対象条件:日本全国のモニターさん
回答者数:1004人
(調査日:2015/2/26)

【Q】いざという時の行動や連絡方法を家族間で共有していますか?(災害用伝言板、避難場所など)

日本全国のモニターさん(n=1004)
いざという時の行動や連絡方法を家族間で共有していますか?

最後に、ボイスノート会員の皆さんに聞いたアンケートの結果ですが、何かがあった際にどのように連絡を取り合うか、どこに集まるかなどを家族間で「共有している」という方は全体の4分の1程度、24.1%に留まりました。

今回の記事でご紹介した災害用伝言板は、毎月1日や防災週間 (8月30日~9月5日)などに体験利用ができるようになっています(サービスによってはいつでも可能だったり、他の時期に行なっているものもありますので、詳しくは各社のページを参照してください)。

どのように使うのか、どのように共有するのかなどを、定期的に家族で確認することで、いざという時のための備えにしていただきたいです。また、自宅から避難しなければならなくなった際にどこに集合するかなども具体的に決めて共有しておくのも必要ではないでしょうか。
その時に、例えば「◯◯小学校の校庭」だけでなく、「◯◯小学校の校庭のブランコの前」など大勢の人たちの中でお互いに見つけやすいように細かく決めておくことも大事です。これら決めたことをまとめたオリジナルの「地震対策マニュアル」を作って、家族全員がカバンなどに常に持っておくのも良いかもしれません。

何かがあった時に、余計に慌てる必要のないように、備えられることはしっかりと備えておきましょう。

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    いざという時、という意味ではこのことも勉強しておかなければなりませんね…

格安ネットリサーチ
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