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新入社員教育で使えるテクニック!カギは「ピグマリオン効果」!

新入社員教育で使えるテクニック!カギは「ピグマリオン効果」!
VNM編集部 仕事

あなたは新入社員を指導する立場の人。
彼らを教育するにあたり、どのようなポイントに注意すればいいのでしょうか。
前回は最近増加傾向にある「すぐ辞めてしまう新入社員」の特徴や、新入社員の指導にあたっての心構えをご紹介しました。

関連:新入社員がすぐ辞める…上司や先輩は注意したい新人教育の心構え

今回はその続き、新入社員教育に使える実践的なテクニックを紹介していきたいと思います。

ぐいぐい伸ばしていこう!新入社員教育で使えるテクニック!

具体的にテクニックを紹介する前に、新入社員や中途入社に多いであろう、
昨今の20代~30代の若者の特徴を見てみましょう。

若い世代はコミュニケーション不足が多い!

1.仕事の手順をすべて理解していないと動けない

ひと昔前なら、上司や先輩社員の仕事を見て覚えて、おおよそのイメージをつかんだ状態で業務に従事。

進めて行く過程で、個人で仕事への理解度を深めていくというのが一般的だったかもしれません。
しかし現在は、仕事を1から10まですべて理解したうえでないと動けない「慎重型」の若者が増えています。これは暗記偏重の学校教育の産物かと思われます。

2.叱られ慣れていない

特に20代の若者は叱られるなどのネガティブコミュニケ―ションに慣れていません。
その背景には、親や先生のしつけが以前に比べて厳しくなくなったことがあるでしょう。
そのため若い社員は少し叱られただけでもすぐに仕事への意欲を失くしたり、先輩社員に反発心を抱いたりすることがあります。

3.直接的なコミュニケーションに不得手な場合がある

メールやSNSなどでは自分の意見が言えても、実際に人と面と向かって話をするとなるとうまく自己表現できない人もいます。
こういう人ほど実は心のうちでコミュニケーションを求めているのですが、上司や先輩が変に気遣って距離を置いてしまうと、その人はさらに心の殻に閉じこもってしまうようになります。

いかがでしょうか。あなたが受け持っている新入社員の中にも当てはまっている人はいませんか?
と、こういったことを踏まえ、どのように新入社員教育を進めて行くのが良いのでしょうか。
これから順にご紹介します。どうぞみなさん、参考になさってください。

新入社員を指導するうえでのテクニック

何回も何回も繰り返して教える

仕事内容は「見て覚えてもらう」というスタンスは捨て、きちんと理解して出来るようになるまで丁寧に説明しましょう。最初は教えた通りの業務をやってもらい、その過程で社員の自立心を育ませてください。

褒(ほ)めて伸ばす

褒めて伸ばすか、叱って伸ばすか。
これはどちらにも一長一短ありますが、現代の若者により適応しているほうで考えれば、前者のほうが有効である場合が多いと思います。

ちなみに心理学には「ピグマリオン効果」と呼ばれるものがあります。
アメリカの心理学者・ローゼンサールが、「学校の先生が期待すればするほど生徒の成績は向上した」という実験結果から、「人は褒められることで、その期待に沿った結果を出そうとする傾向にある」という心理的行動を提唱しました。
このことからも褒めて伸ばすことの有効性がうかがえます。

例)上手な褒め方
1.他人と比較しての評価でなく、その人の成長具合を褒める
「電話対応が上手くなった」、「仕事が早くなった」など具体的なポイントを挙げましょう。

2.仕事以外の部分を褒める
仕事以外のことで褒めると、相手は「ちゃんと見てもらえている」と信頼感が高まります。
「いつも身だしなみがきっちりしている」「あいさつが気持ちいい」などこちらも具体的に。

3.最強の褒め言葉は「君ならできると期待しているよ」
前述のピグマリオン効果を考えるなら、よい結果を出してもらうためには、『あなたに期待している』と伝えるのが一番です。 
参考:褒めて人の心を動かすための心理テクニック

コミュニケーションは密に

きめ細やかなコミュニケーションから信頼関係を築くことで、新入社員は「見守られている」と感じ、仕事にも精を出します。

コミュニケーションの取り方はさまざまですが、簡単なもので言うと「自己開示」が挙げられます。これも心理学の言葉なのですが、要は自分のことを話すのです。
新入社員は「こんなプライベートなことを話してくれるほど私は信頼されている」と思い、自らも積極的に心を開くようになります。

また、ある会社では業務日報を上司・先輩と新入社員とのコミュニケーションツールとして活用し大きな効果を挙げたと聞きます。
業務日報でさえも使い方次第では、本来の目的を超えた役割を持たせることが可能なのです。

参考:新入社員指導のための日報の書き方3つのポイント

いかがでしたか。今後の新入社員教育をするうえでの指針に成り得たでしょうか。
新入社員を預かる立場のあなたは、会社からも期待と信頼を寄せられているということ。
このチャンスをぜひモノにし、社会人としてさらなる飛躍を遂げてください。

【Q】仕事はどうやって覚えさせる?

新人教育に関するアンケート

 対象条件:新入社員教育をしたことのあるモニターさん
 回答者数:408人(1000人のうち該当した人数) (調査日:2015/5/25)

 ・仕事は見せて覚えてもらう 23.0%
 ・仕事は説明してやらせてみて覚えてもらう 77.0%

 ・どちらかといえば「褒めて伸ばす」 82.2%
 ・どちらかといえば「叱って伸ばす」 17.8%

 ・担当する新人とのコミュニケーションは密にする 62.1%
 ・担当する新人とは適度に距離を置くようにしている 37.9%

 記事中に出てきたテクニック、実際に新入社員教育経験のある皆さんに伺ったところ、
 上記のような結果になりました。どちらが「必ず正しい」ということはあまり無いと思います。
 新人がどんな人なのか見極めた上で、使い分けられるようになるとさらに良いのかもしれませんね!

関連:新社会人が押さえておきたい先輩・上司の助言

格安ネットリサーチ
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