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総選挙直前のAKBは大丈夫?ピンク・レディーに学ぶ戦略の重要性

総選挙直前のAKBは大丈夫?ピンク・レディーに学ぶ戦略の重要性
VNM編集部 エンタメ

毎年、この時期になると芸能界で注目が集まるのがAKB48グループの選抜総選挙。
ファンコンテンツの域を超えた盛り上がりに、AKBには全く興味がないという人でも、この話題は目や耳に少しは入ってくるのではないでしょうか。
ただ、もしかしたらこの盛り上がりは今年がピークになるかもしれません。

というのも、2015年6月29日からオリコンのCD売り上げランキングの集計方法が大幅に変更されるため、AKB48のミリオンセラーは最新曲『僕たちは戦わない』が最後になるかもしれないからです。

ランキングの下降が人気の終焉を招く?

オリコンの集計方法の変更点

そもそもオリコンは2014年頃から集計方法の公平化・厳格化を推進してきており、今年の1月には「まとめ買いが多いミュージックカードを集計から除外する」と発表しました。
この決定は日本で初めてミュージックカードを採用したEXILEなど、同じエイベックス系のグループなどに少なからず影響を与え、売り上げ枚数が全体的に低調になってきています。

更に2015年3月には「コンサートチケットとCDのセット販売の合算集計を取りやめる」との発表がオリコン側から出され、今まで握手券や総選挙の投票券などが付いたCDを販売してきたAKBをはじめ、ジャニーズなどのアイドルグループに大きな影響が出るものと予測されます。

オリコン側の主張としては、通常のCDとチケット付きのCDでは価格が大きく乖離している点や、CDが付録扱いになっている実態を問題視しているようで、集計方法の変更が実施された以降は、一部のアイドルグループだけがランキング上位に顔を出すという光景も少なくなっていくものと考えられます。

参考:ミュージックカードの合算集計の終了について
   コンサートチケットとCDのセット販売の合算集計の終了について
    ※どちらもオリコン・リサーチ株式会社のプレスリリース。pdfファイルが開きます。

AKBは今こそピンク・レディーに学ぶべき!?

ピンク・レディー
ミリオンセラーを連発するアイドルと言えば今はAKB48など数えるほどしか存在しませんが、過去を遡っていくと「ピンク・レディー」がまさにミリオンセラー連発のスーパーアイドルでした。

当時は握手券などの付加価値が付いている訳でもなく、ただ楽曲の奇抜さと人気だけでレコードを売り上げており、歴代シングル首位獲得数の記録は30年以上経った今でも未だに破られておりません。

特にピンク・レディーが凄かったのが、1977年~1978年の2年間!
この2年間に毎週発表されるランキング1位の半分以上をピンク・レディーが独占するというまさにピンク・レディー旋風が吹き荒れた絶頂期でした。

この流れによって彼女たちは世界進出に打って出ます。ピンク・レディーが14枚目にリリースした「キッス・イン・ザ・ダーク」は日本以外の世界40カ国で同時発売され、全米ビルボードチャートで37位を獲得した全編英語の外国曲です。

これはその後にアメリカ進出を果たした松田聖子や宇多田ヒカルも遠く及ばない記録であり、子ども向けの曲が多かった彼女たちにとって本当に唄いたかった大人向けのナンバーだったようです。

ブームは必ず去っていくもの…

しかし、ピンク・レディーにも人気者であるがゆえの「落とし穴」がありました。
当時国民的行事であった『紅白歌合戦』を辞退し、裏番組の日本テレビに出演したことでNHKとの確執が残ってしまったことや、ダブルブッキングが多く業界内で反感を買ったこと、そして世界進出によって日本市場への戦略が希薄になったことが重なり、ピンク・レディー旋風はしだいに沈静化していきます。

更に人気下落に拍車をかけたのが「キッス・イン・ザ・ダーク」と「マンデー・モナリザ・クラブ」の同時期発売でした。
ただでさえレコード売り上げが下降気味だった時期に2枚の同時期リリースは明らかに戦略ミスであり、票が割れた影響で彼女たちはこの曲を境にして常連だったベストテン入りさえもできなくなります。
この2枚のシングルは楽曲的にはとても評価の高い作品でしたので、もしこの2枚のリリース間隔が通常の3ヶ月インターバルであったならピンク・レディーの寿命はもう少し延びていたかもしれません。

AKBはここからまた「戦略」が問われる!

ちょっとしたボタンの掛け違いですぐに人気が急落する芸能界。
今まさにAKBグループは正念場に来ており、オリコンの集計方法の変更が人気下落の原因にならないように、総選挙が終わった後の彼女たちの今後の動向に注目です。

参考:AKB48 41stシングル選抜総選挙(AKB48公式サイト)
   ピンク・レディー公式サイト(Victor)

【Q】あなたはAKB48を知っていますか?

アイドルに関するアンケート

 対象条件:日本全国のモニターさん
 回答者数:1000人 (20代・30代・40代・50代・60代各200人、調査日:2015/5/26)
・曲も知っているしメンバーの名前も何人か言える 27.9%
・曲は知っているがメンバーの名前はよくわからない 15.0%
・曲もなんとなく聞いたことがある程度   23.4%
・曲はよくわからないがテレビや雑誌などで見たことはある 21.2%
一度も見たこともないし曲を聞いたこともない   12.5%

【Q】あなたはピンク・レディーを知っていますか?

・曲も知っているしメンバーの名前も何人か言える 53.5%
・曲は知っているがメンバーの名前はよくわからない 12.2%
・曲もなんとなく聞いたことがある程度 15.9%
・曲はよくわからないがテレビや雑誌などで見たことはある 7.6%
・一度も見たこともないし曲を聞いたこともない   10.9%

AKB48、ピンク・レディーそれぞれの知名度を調査しました。若い世代はAKB、上の世代はピンク・レディーと分かれるかと思いきや、長い歴史をもったピンク・レディーのほうが知名度はやはり高いなという結果となりました。
ランキングの集計方法によって日本の音楽業界がどう変わるのか、注目したいところですね。

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