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東京オリンピックに追加種目!野球か空手か、綱引きかチェスか?

東京オリンピックに追加種目!野球か空手か、綱引きかチェスか?
VNM編集部 時事

5年後に迫った2020年夏季オリンピック東京大会。
正式種目とは別に、開催都市に提案権が与えられている追加競技・追加種目に注目が集まっています。

オリンピックは、大会の肥大化を防ぐため種目数や参加選手数に上限が定められていますが、この「追加競技」に関してはその上限とは別枠とされています。
そのため、「複数の競技が追加となることもあるかもしれない」ということで、候補に該当する各団体は盛り上がっています。

綱引きやチェスも対象!追加種目決定までの道のり

33種目から選ばれる!

追加競技の応募対象となったのは、以下の競技です(50音順)。

・アメリカンフットボール ・エアスポーツ ・オートバイ 
・オリエンテーリング ・空手 ・クリケット ・コーフボール 
・山岳 ・自動車 ・ジェットスキー ・水中スポーツ 
・サーフィン ・水上スキー ・ウェイクボード ・スカッシュ 
・スポーツクライミング ・相撲 ・ダンススポーツ ・チェス 
・綱引き ・ネットボール ・ビリヤード ・ブールスポーツ 
・武術 ・フライングディスク ・ブリッジ ・フロアボール 
・ペロタ ・ボウリング ・ポロ ・野球 ・ソフトボール 
・ライフセービング ・ラケットボール ・ローラースポーツ

失礼ながら聞いたことのない競技があったり、「チェス」や「ライフセービング」のような「オリンピックの競技候補なの!?」と思わされる競技があったり、面白いラインナップです。

この記事が公開される2015年6月上旬は、ちょうど各団体からの参加申し込みが佳境となるところでしょうか。
6月8日までに応募のあった団体に対して書類による1次審査が行われ、6月22日に一次審査を通過した団体を発表します。

その後、ヒアリングなどの2次審査を経て、9月30日までに国際オリンピック委員会(IOC)に追加種目を提案。
そして2016年8月、ブラジルのリオデジャナイロで開催するIOC総会で追加の可否が決定することになります。

参考:東京2020オリンピック競技大会追加提案種目の応募について(TOKYO2020)

筆者注目の追加種目候補を掘り下げる!

それではここで、有力とされるものを中心に筆者が選んだ追加種目候補のプラス面とマイナス面を見ていきましょう。

メジャーリーガーの参加が難しい?野球

今のところ一番有力視されているのが、野球とソフトボール(ダイヤモンドゲーム)です。
最近まで正式種目だったことや、日本での人気が高いことなどが大きな理由です。

野球・ソフトボールを正式種目にしようというPR活動のひとつとして、こんな映像も公開されています。豪華な顔ぶれ!

野球・ソフトボールを東京オリンピック正式種目に!#キャッチボール 野球編(Youtube)

ただ、盛り上がっている一方で無視できないマイナス面もあります。

まず団体競技だけに参加人数が膨らむのが確実です。
選手が1チーム20人としても、16チームで320人。
野球とソフトボールで640人です。

参加人数については柔軟な対応が行われるようですが、大会の肥大化が問題なだけに、チーム数を削減するなどの対応が必要かもしれません。

またトップ選手の参加が重要視されるものの、東京オリンピックが7月末~8月に開催予定のため、メジャーリーガーの出場は厳しいでしょう。
それどころか日本の球団に所属していても出場を断る選手や、球団自体が難色を示すことがあるかもしれません。

ルールの統一が必要な空手

競技者数などで有力なのが空手です。
愛好家を含めると全世界で1億人を超えると言われています。
日本で生まれた競技であり、大会を行うことのできる施設が整っているのも、大きなプラスポイントです。

こちらもPR動画が公開されています。
WKF Karate Olympics Promotion(Youtube)

一方、空手の最大のマイナス面は、ルールが統一されていないことです。
ルールが複数存在しているため、まずは統一したルールを定め、選手、審判など関係者に周知する必要があります。

オリンピック予選が始まる前に、試験的に何度が大会を行った方が良いのは言うまでもありませんが、ルールのすり合わせだけで相当な期間がかかることが考えられます。
もしかするとルール統一の話し合いすら物別れになる可能性も否定できません。

スター選手が不在の綱引き

地味な競技ながらも有力視されているのが綱引きです。
1900年パリ大会から1920年アントワープ大会までオリンピックの正式種目だったこともあり、100年ぶりの復活をアピールしています。

ルールが分かりやすいこと、特別な用具が不要なことから、老若男女が参加でき、先進国だけでなく途上国でも行われているスポーツであるのは、大きなプラスの点でしょう。

ただし、目立ったアピールに欠けるのがマイナスと言えそうです。
他の競技のようにスター選手が存在し、競技者や愛好家だけでなく、それ以外の多くの人に競技の良さを訴えるまでには至っていません。

参考:東京綱引連盟ホームページ

日本での人気が今一つのスカッシュ

続いてはスカッシュ。
正式競技の採用候補にもなったことのある競技です。
それだけにルールの統一などには何の問題もありません。
ヨーロッパで人気のスポーツであるのは、同地域のIOC委員にアピールとなるはずです。

壁で囲まれたコートで行う個人スポーツなので、実施した場合、出場者が他競技に比べて少なく抑えられるなど、競技団体はコンパクトな開催が可能であることをアピールしています。

スカッシュをオリンピック競技に (SQUASH BID日本語字幕バージョン)(Youtube)
https://www.youtube.com/watch= T-zyCNcXUBo

しかし、肝心の日本におけるスカッシュの認知度は低く、仮に東京オリンピックで採用されたとしても、十分に観客が集まるのか不安な面があります。

競技人口が偏っているボウリング

1998年ソウル大会でエキシビション競技として開催されたことがあるのがボウリングです。
日本国内における施設(ボウリング場)が整っており、多くの人が楽しんでいるスポーツであることから、オリンピック競技として採用されても問題はありません。

ボウリングを東京オリンピック・パラリンピックの正式種目に!!(Youtube)

ただしエキシビション競技として一度行われたのみに留まったことでも分かるように、その後の盛り上がりに繋がっていません。
日本では広く参加者を募ることでアピールを目指しましたが、こちらも今一つの感じです。

そして、専用の用具だけでなく設備の整ったボウリング場が必要なことから、多くの競技者が先進国に偏っている点もマイナスでしょう。

スポーツクライミングやローラーゲームも

この他にスポーツクライミング、ウェイクボード(水上スキー)、ローラーゲームなどが、東京オリンピックへの採用を目指しています。
ただし、それでもこれまで挙げた競技に比べると、注目度は低いようです。

さて、最終的にどの競技が追加されることになるのでしょうか。
せっかく日本で観れるオリンピックです。楽しみに続報を待ちたいですね。

【Q】現在募集対象となっている競技は33種目のうち、どの競技が追加になって欲しいですか?

東京オリンピックに関するアンケート

 対象条件:日本全国のモニターさん
 回答者数:1000人 (調査日:2015/5/28)

現在募集対象となっている競技は33種目のうち、どの競技が追加になって欲しいですか?

候補となった競技のうち、今回記事中で取り上げた競技を中心に選択肢を用意しました。
調査の結果、圧倒的に野球・ソフトボールが多い結果となりました。
野球もソフトボールもメダルが狙える「日本らしい」競技といえるのかもしれません。
でも担当個人的には、綱引きとか相撲も観てみたいような…。

参考:2020年東京オリンピック公式ホームページ

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