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ベルマーク覚えてる?50年で240億円の大事業の仕組みはどんなもの

ベルマーク覚えてる?50年で240億円の大事業の仕組みはどんなもの
VNM編集部 お金

身近な商品の片隅についている「ベルマーク」。
懐かしく感じる方も多いかと思いますが、皆さんはベルマークについて、どの程度知っていますか?

ベルマークは1960年、朝日新聞社の創立80周年記念事業として始まり、以降50年以上に渡り、大きく変わることなく続いています。

半世紀余りの間で、全国各地の学校などが集めた点数は約240億点。

これらの点数は、子供達が使う教材や備品と交換されたそうです。
「ちりも積もれば山となる」のことわざがありますが、まさにベルマークのことではないでしょうか。

そんなベルマークについて、今回は改めてご紹介したいと思います。

参考:『ベルマーク』集めたらどうなる? 54年で240億円分の学校教材など提供」(共同通信)

知らなかった!ベルマークの良いところと悪いところ

ベルマークは「子供達への教育の助成」を目的とした活動

ベルマークは、点数を集めて物と交換するのが基本的なシステムですが、誰でも交換できると言うわけではありません。
「子供達への教育の助成」を目的としているため、学校や幼稚園、保育園などの教育に携わる機関、それに付属するPTAなどの団体、さらに養護施設や福祉施設などに対象は限られます。

ベルマークは商品のパッケージなどに印刷されているのでそれを集め、メーカーや商品ごとに分類、団体や施設ごとにまとめてベルマーク教育助成財団に送り、点数を貯めていきます。
点数は1点=1円に換算し、教材やスポーツ用品、書籍などと交換が出来ます。

集めるのはベルマークだけでなく、一部の会社のインクカートリッジ、三ツ矢サイダーの王冠、テトラパックの紙容器なども、数や重さに応じて点数に換算しています。

参考:仕組みと流れ(べルマーク教育助成財団)

「タンスベルマーク」は無いですか?ベルマークにも有効期限があります

せっかく集めたベルマークですが、場合によっては無効になることもあります。
それは運動に参加している協賛会社が、運動から脱退した場合です。

協賛会社が脱退した場合、脱退した日から半年間はそのベルマークは有効ですが、それを過ぎると点数としてカウントはされません。
もし同じ協賛会社が再度参加したとしても、ベルマーク番号は別の番号に変わるため、以前のベルマークが再び有効になることはありません。

協賛会社の動向はホームページなどで公表していますので、集めたベルマークが無効にならないよう注意しましょう。

もし、ずっと昔から貯めているベルマークがあったら、どのくらいが有効なのか確認してみると良いかもしれませんね。

参考:よくある質問(ベルマーク教育助成財団)

ベルマークの抱える問題点とは?

ベルマークの一番大きな問題は、手間ひまの割に貯まる点数が少ないことです。
インターネットの掲示板などでは、「時給に換算すると数百円だった」のような意見を見聞きすることがあります。

学校ではベルマーク集めはPTAなどの活動として、バザーや廃品回収などと同様に行われてきました。
そうして集められたお金が、子供達のために役立ってきたのは事実です。

ただ、昔と異なり、夫婦共働きの家庭が増えたり、子供・両親・祖父母の三世代同居が減ったりしたことにより、保護者の空き時間そのものが減っています。

時給数百円のベルマーク集めに参加することで、時給1000円のパートや、社員として働いている会社を休んだのでは、「何のために働いているのだろう」と考える人がいても当然でしょう。

また学校や幼稚園などでは、先生がベルマーク集めに参加していることもありますが、「ベルマーク集めをしているよりも、生徒に向き合って欲しい(向き合いたい)」と、先生としての本分を優先させたいと考える保護者や先生がいても不思議ではありません。

その他に、点数を集めても欲しいものが無い、一般のお店で買うよりも割高だ、との指摘もあります。
50年以上も運動が続く中で、時代に合わなくなった部分が、少しずつ大きくなってきたようです。
いずれ何らかの改革が必要かもしれません。

「マークレス」のベルマークシステムはいかが?

ベルマークと似たシステムを持つものに、ロータスクーポンやブルーチップがあります。

どちらも集めた点数に応じて商品などと交換できるのは同じですが、ベルマークとは異なり一般個人も参加が可能です。
ただしブルーチップは現在も活動が続いていますが、実はロータスクーポンは2014年秋に活動を終了しています。

その中で最近、活発になっているものが、キャッシュカードや電子マネーなどのキャッシュレスシステムです。
こうしたカードの多くは、一定額を使うことでポイントが貯まる仕組みになっています。

貯まったポイントは、商品に交換したり、再び買いものに使えたりする他、福祉団体などに寄付することも可能です。
買い物にカードを使うだけでポイントが貯まる手軽さは、誰しもが実感しているのではないでしょうか。

例えばベルマークもこうしたシステムを使って、買い物をした時点で点数が貯まる仕組みなどを構築してみてはいかがでしょうか?
手間を掛けずに教育への貢献が出来るとなれば、参加する方も増えるかもしれませんね。

参考:ロータス株式会社「ロータスクーポン『交換業務』終了のお知らせ」
   ブルーチップホームページ

【Q】集めたベルマークはどうしていましたか?(どうしていますか?)【複数回答可】

ベルマークに関するアンケート

 対象条件:日本全国のモニターさん
 回答者数:631人 (調査日:2015/6/3)

・自分または子供の通う小学校に持っていった 68.5%
・自分または子供の通う幼稚園・保育園に持っていった 11.4%
・自分または子供の通うその他の施設に持っていった 6.0%
・自分または子どもとは関係のない施設に寄付をした 8.4%
・集めたまま保管している 12.5%

 1000人を対象にベルマークについての調査を実施。集めた経験のある631人に、集めたベルマークの使い道について伺いました。
「自分または子供の通う小学校に持っていった」が約7割という結果になりました。
記事中にもありましたが、小学校でのPTA活動の一環として行われるのが多いようですね。
ちなみに、担当が小学生の頃、集めたベルマークで学校に一輪車が導入されました。懐かしいな…。
買い物したら、商品にベルマークついてないか見てみることにしよう…

参考:ベルマーク教育助成財団

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