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日本酒を味わいながら楽しめるイベント「日本酒フェア2015」!

日本酒をたくさん味わえる楽しめるイベント「日本酒フェア2015」!
VNM編集部 時事

全国の日本酒が味わえる日本酒フェアに行ってきました

去る6月20日、東京・池袋にあるサンシャインシティで「日本酒フェア2015」として、大きな2つのイベントが同時開催されました。

「第9回 全国日本酒フェア」は日本酒に関するセミナーや展示があり、さらに全国から参加した酒造団体のお酒の味見ができるイベント。
もうひとつの「平成26酒造年度全国新酒鑑評会」では、鑑評会(品質や味を審査する会)に出品された新酒の中から、評価の高かったものが味見できました。

つまり、日本酒をたくさん楽しめるイベント、なのです。

資料によると、鑑評会に出品された日本酒は852点。
その内、415点が入賞、415点中222点が金賞とのこと。
後者のイベントには、入賞した日本酒413点(2点が欠品)が出品されました。

あくまでも「利き酒」なので、変な酔い方をしないように気をつけつつ、レポートしていきたいと思います!

参考:日本酒フェアホームページ 

記念品としてもらったお猪口にスポイトで!

事前に購入したチケットを入口でカットしてもらい、代わりに渡されたのがパンフレットとお猪口です。

日本酒フェア パンフレットとおちょこ

こうしたイベントでは、お猪口が参加記念品のような形で貰えることが多く、そのお猪口で、会場にある日本酒を味わっていきます。

会場はこんな感じ。

日本酒フェア 場内様子

日本酒の前にスポイトが入ったぐい飲みがあり、そのスポイトを使ってお猪口に注ぎ、各自で味わうことになります。

「スポイトじゃちょっとしか飲めないじゃん!」と思う気持ちもわかりますが、仮に1点につき5cc(小さじ1杯)飲んだとしても、400点なら2000cc(2リットル)、つまり一升ビンで1本チョイ。
1点10cc(小さじ2杯)飲んだなら、2本チョットということになります。
ビールでも水でも2リットルは厳しいのに、さらに日本酒ですからね。

「そんなの軽い軽い!」と豪語できる酒飲みなら片っ端から飲んで行けば良いのですが、無理は禁物なので、パンフレットを見つつどう飲んでいくか考えました。

日本酒フェア パンフレット

日本酒度や酸度、価格などがあればそれを参考に飲んでみるのですが、パンフレットにあるのは、原料米の品種くらい。
ちょっと不親切だなと思いながらリストを見ていき、そこで見つけたのが、和歌山県の九重雑賀が造っている「大吟醸 雑賀孫一」です。

雑賀孫一といえば、戦国時代に活躍した武将の1人です。
歴女ならマスト、男性でも歴史好きやゲーム好きなら知っている人は多いはず。
そこで、「戦国時代に関連した名前のお酒を紹介しよう!」と決めました。

これだけある!戦国時代に関連した名前をもつ日本酒!

味わった順ではないのですが、北から紹介していきましょう。

秋田から「秀よし」

日本酒フェア 秀よし最初は秋田県の鈴木酒造店が出品した「秀よし」です。1点目でいきなりですが、この「秀よし」と、天下を統一した豊臣秀吉とは実は関係ありません。

同社のホームページには、「宝暦年間に秋田藩主佐竹公が当蔵の酒を『秀でて良し』と激賞され、『ひでよし』の酒名を賜り、嘉永元年には藩の御用酒を賜りました」とあります。

宝暦は1751~1763年なので、さすがに戦国時代とは無関係ですね。
最初から自分で決めた枠を外してしまい申し訳ありませんが、名前つながりで紹介したいと思います。
おいしかったですし。

日本酒度は+3.5、酸度は1.3、アルコール度数は16度とのことで、やや辛口。
筆者はどちらかと言えば甘口が好きなのですが、すんなり飲めました。
ホームページには「滑らかなのど越しを追求」「米を贅沢に40%まで削り」とあるので、飲み口の良さがあったのかもしれませんね。

同社ホームページで価格は、720mlが2430円、1.8Lが4850円(ともに税別)となっています。

鈴木酒造店
http://www.hideyoshi.co.jp/

新潟から「謙信」

日本酒フェア 謙信次は新潟県の池田屋酒造から「謙信」です。

「敵に塩を送る」は、越後(新潟県)の名将だった上杉謙信が、敵の武田信玄に困窮していた塩を送ったことに由来する表現ですが、池田屋酒造の酒蔵が、その発祥となった千国街道の近くにあることから、名将にあやかり商品に「謙信」と命名したそうです。

「謙信」シリーズの中で、出品されていたのは「大吟醸 謙信」。
日本酒度は+4なので、こちらもやや辛口です。

インターネット通販で探すと、720mlで3000円くらい、1.8Lでは6000円くらいです。
ちょっと高めと思われる人には、純米吟醸(1.8Lで3000円くらい)などをどうぞ。

池田屋酒造(新潟県酒造組合公式サイト・あまり情報がありません)
http://niigata-sake.or.jp/kuramoto/94_index.html

ごちそうナビ「池田屋酒造」
http://gochi-navi.jp/suppliers/view/103

長野からは「川中島」

日本酒フェア 川中島幻舞続いては長野県の酒千蔵野(しゅせんくらの)から「川中島幻舞(かわなかじまげんぶ)」を紹介します。

「川中島」という名前ももちろんですが、この酒千蔵野の創業も天文9(1540)年と、まさに戦国時代。
武田信玄と上杉謙信は、川中島で5度も戦ったそうですが、その折に武田信玄がこの地方の酒を飲んだこともあったとか。
戦国武将と同じお酒を現代にも飲めるなんて、歴史ロマンを感じずにはいられませんね。

同社のホームページを見て知ったのですが、こちらは杜氏が女性なのだそうです。
そして「川中島幻舞」には、「酒千蔵野を代表する千野麻里子杜氏の自信作」とありました。

そうアピールするだけに、何ともおいしかったです。
日本酒度は+4とのことなので、先の2本とほぼ同じく、やや辛口です。

出品されていたのは、「川中島幻舞」の「大吟醸プレミアム」ですが、同社販売サイトを始め、いろいろ探しても売り切ればかり。
なかなかレアな商品が飲めてしまったようです。
とはいえ、720mlで5000円、1.8Lで1万円(ともに税別)もするので、在庫があったとしても、おいそれと買うわけにも行きませんが。

普段は出会えないようなお酒を味わえるのも、こうしたイベントの魅力かもしれませんね。

川中島シリーズでは純米吟醸などが、1.8Lで3000円前後にて購入可能です。
興味のある方は、こちらをどうぞ。

酒千蔵野
http://www.shusen.jp/

愛知からは「徳川家康」

謙信、川中島と来て、次は信玄……といきたい流れですが、
残念ながら「信玄」「風林火山」などの出品はありませんでした。
山梨県の方、今後の奮起を期待します(笑)

というわけで、次は愛知県の丸石酒造から徳川家康です。

日本酒フェア 家康愛知県と言えば、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康を生んだ土地ですが、丸石酒造は家康が生まれた岡崎市の酒造会社です。
他の銘柄として「三河武士」もあるので、歴史ファンには見逃せない酒蔵かもしれません。

日本酒度は+5とのことなので、これまで紹介したものよりも、やや辛口度合いが強め。
そのためか、お酒だけ飲むよりは、何かおつまみと一緒に飲みたい気がしました。

同社ホームページからは純米大吟醸の720mlが5400円、桐箱入りの純米大吟醸の1.8Lが1万6200円にて購入可能。
大吟醸の720mlは3500円とお手頃?な価格になっています。

丸石酒造
http://www.014.co.jp/

和歌山から雑賀孫一

最後に、和歌山県のお酒をご紹介します。

「最後?西日本は?」と思うかもしれませんが、戦国時代を思わせる名前がありませんでした。
いざ探してみると、意外とないものですね。
佐賀県に「聚楽太閤」なるお酒もあったのですが、ちょっと違うかなと…。

日本酒フェア 九重雑賀というわけで、和歌山県の九重雑賀が造る「大吟醸 雑賀孫一」です。

九重雑賀のホームページを見て興味深かったのは、同社の発祥が食酢の製造だったことです。

その後「より良い食酢を造るには、主原材料である酒粕から一貫して造るべき」との考えから、日本酒などの製造に手を広げたのだとか。
お酢からお酒に! いろんな発想があるものです。

さて「大吟醸 雑賀孫一」ですが、日本酒度は+6.5、アルコール度数は16度。
偶然ながら、北から南に進んで、辛口度合いが強くなりました。

甘口が好みの筆者としては、強い辛口となるとちょっと抵抗がありそうなものですが、パンフレットなどにそのあたりが詳しく書かれていなかったので知らずに飲んでしまいました。
パンフレットをもらった時には情報が少なく不親切かなとも思いましたが、逆に「余計な情報は無い方が良いかな」と思えた瞬間です。

同社ホームページから、720mlが5000円、1.8Lが1万円(ともに税別)で購入可能です。

九重雑賀
https://www.kokonoesaika.co.jp/

酒は飲んでも飲まれるな!

これら5本を含め、ラベルなどを見つつ直感で選んで飲んだのは80本くらい。
極力少な目にしたのですが、それでも2合くらいは飲んだかなと思います。

15分に1回くらいのペースでしょうか、「パリーン!」との音が聞こえてきました。
きっとお猪口を落とした音でしょう。
せっかくの記念品なのにもったいなぁ…。

そしてスタートから1時間もすると、真っ赤な顔でテーブルを回っている人を何人も見かけますし、壁際でへたり込んでいる人も少なからずいます。
さらには大騒ぎして警備員に連れて行かれる人も……。
酒量をわきまえて、ほどほどに飲むことを心がけたいものです。

最後に日本酒フェアの秋田県のブースで頑張っていた女性を紹介。
やっぱり華やかですね。
日本酒フェア 秋田美人

この規模の「日本酒フェア」は年に一回のようですが、全国各地で日本酒を楽しめるイベントが開催されているようです。

フェアを主催している「日本酒造組合中央会」のホームページにはイベントの開催情報や日本酒に関する情報が多く載っています。
覗いてみてはいかがでしょうか?

日本酒造組合中央会
http://www.japansake.or.jp/

【Q】このようなイベントや酒店、居酒屋などで日本酒の飲み比べが出来る機会が最近多くありますが、正直なところ、味の違いはよくわかっていますか?

日本酒に関するアンケート
 対象条件:日本酒の飲み比べの経験があるモニターさん
 回答者数:456人(調査日:2015/6/25)
正直なところ、味の違いはよくわかっていますか?

今回はちょっとイジワルな調査をしてみました。
こういう飲み比べのイベントとか楽しそうだと思うんですが、正直そこまで詳しく違いがわからなさそうで…
ということで結果ですが、「実はよくわからない」と答えた方が37%もいました!
ちょっとホッとしました(笑)
でも、正直詳しい味の違いとかはわからないんですが、日本酒の染み入る感じ、たまらないですよねぇ…
あぁ、飲みたくなってきてしまいました。

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