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ピース又吉作の純文学小説『火花』は芥川賞を獲れるのか? 大予想!

ピース又吉作の純文学小説『火花』は芥川賞を獲れるのか? 大予想!
VNM編集部 エンタメ

『火花』はお笑い芸人界初の快挙を成し遂げるのか?

「読書離れ」に苦しむ出版業界ですが、2015年前半は驚くべきニュースがありました。
お笑いコンビピースの又吉直樹さん作の小説『火花』が芥川賞の候補6作に選ばれたのです。

文芸誌に掲載されれば売り切れて創刊以来初の増刷、単行本化されれば40万部を超える大ヒットと、ちょっとしたフィーバー状態ですが、さらに芥川賞候補入りが大きな話題となっています。

もし受賞ということになれば、お笑い芸人界初の偉業ということになります。
果たして『火花』は受賞するのでしょうか?
今回は、ボイスノート会員の皆さんに予想をしてもらいました。

そもそも芥川賞とは?

「芥川賞の候補に入った」ことが凄いことはわかるんだけど、そもそも芥川賞って何?
名前は聞いたことがあるし、よく賞の発表をしている気はするけど…。

という方も多いかと思います。
予想の前に、そもそもまず芥川賞について予習しましょう。

芥川賞は「純文学」の新人に与えられる賞

芥川賞は「芥川龍之介賞」が正式な名称で、その名の通り芥川龍之介の業績を記念して、芥川の死後創設された賞です。

対象となるのは、各新聞・雑誌などに発表された新人作家の純文学短編作品。
1年に2回選考・発表されます。
最年少受賞と話題になった綿矢りささんの『蹴りたい背中』は2003年下半期第130回の芥川賞を受賞しています。

また、同日に大衆文学を対象にした「直木賞(直木三十五賞)」の選考も行われていて、同時に発表されることになっています。

純文学とは?

「純文学短編作品」が対象ということですが、では「純文学」とは何なのか?
他の小説とどう違うのか?

「純文学」は「娯楽性」よりも「芸術性」に重きを置いている小説、文学作品を指します。
逆に「娯楽性」に重きを置いている小説、文学作品を「大衆文学(大衆小説)」と呼びます。

「ストーリーの面白さ」を追求するのが「大衆文学」、「作品の芸術的価値」を追求するのが「純文学」という差といえばわかりやすいでしょうか?

これまでにも芸能人が小説を発表することはたくさんあり、話題になったりヒットしたりしたものはたくさんありますが、この「純文学」という分野で新人賞である「芥川賞」に候補入りしたことが、すごいことなんですね。

『火花』について調査しました

では、ここからボイスノート会員1000人に行った調査結果を見ていきましょう。

プレゼントに関するアンケート
 対象条件:日本全国のモニターさん
 回答者数:1000人 (20代以下・30代・40代・50代・60代以上各200人、調査日:2015/6/23)

『火花』知名度は73%

【Q】お笑いコンビピースの又吉さんが書いた小説『火花』を知っていますか?

お笑いコンビピースの又吉さんが書いた小説『火花』を知っていますか?

「読んだ」「読みたい」「読みたくない」を合わせて、又吉さんが『火花』という作品を書いたこと自体の知名度は73.1%でした。
実際に読んだ方は全体の3.5%。
1000人のうち35人が既に読んでいるということは、かなり高い率と言えそうです。
(と書いている筆者が実はまだ読めていないのですが…。)

ここからは、『火花』を「知っている」方を対象に見ていきます。

『火花』の芥川賞受賞を期待しているのは、若い世代と読書していない人たち!

【Q】ずばり、『火花』は芥川賞を受賞すると思いますか?

ずばり、『火花』は芥川賞を受賞すると思いますか?

『火花』は芥川賞を受賞できるのか?
731人に聞いた結果、「受賞すると思う」と答えたのは29.5%でした。

ちなみに、既に読んだ35人に絞ってみると、

ずばり、『火花』は芥川賞を受賞すると思いますか? 読んだ人

「すると思う」の割合は60%まで跳ね上がります。
実際に感想も伺ったところ、こんな声がありました。

<受賞すると思う>
・おもしろくもあり、感情がゆすぶられるような感じもありとても良かった(30代・女性)
<受賞しないと思う>
・単なるお笑い芸人とは思えない良い作品だと思いました。正直、少し感動しました。本当は芥川賞を取ってほしいですね(50代・男性)

「受賞しない」と思っている方でも、「受賞は出来ないかもしれないけど良い作品だった」という評価だったようです。

次は、世代別の集計結果を見てみましょう。
『火花』を知っている731人を世代別に集計したところ、このようになりました。

ずばり、『火花』は芥川賞を受賞すると思いますか? 世代別
又吉さんの『火花』が芥川賞を「受賞すると思う」と答えた割合は、世代が若いほど高い結果となりました。
20代以下は4割の方が受賞を期待しています。

もうひとつ、「読書する頻度」も聞いているので、その頻度別のグラフも見てみましょう。

ずばり、『火花』は芥川賞を受賞すると思いますか? 読書頻度別

割合が高くなったのは、「週に1冊以上」本を読む読書好きの方たち(33.6%)と、なんと「1年に1冊程度しか本を読まない」人たちでした。
「1年に1冊程度」と回答したおよそ半分の45.2%の方が「受賞すると思う」と回答しています。

『火花』の芥川賞受賞が「読書離れ」解消のきっかけになるか?

ということで、調査の結果、若い世代、そして普段は本をあまり読まないような人たちが、又吉さんの芥川賞受賞に期待しているということがわかりました。

『アメトーーク』で「読書芸人」として又吉さんたちが紹介した本が放送後に全国で売り上げを伸ばすなど、若い人たちが一時期離れていた「本」や「読書」に再び注目していることは間違いありません。

「純文学」というと敷居が高いイメージがあり、実際にレビューなどを見ても『火花』に対しての評価は文字通り賛否両論といった具合ですが、「芥川賞」を受賞することになれば、さらに大きな話題となるでしょう。

「話題作りのためだ」とか「宣伝のためのヤラセだ」と否定的な意見も見受けられますが、芥川賞を創設した作家で文藝春秋社社長である菊池寛も「半分は雑誌の宣伝のため」とはじめから話題性をウリにしていることを認めていました。
なので、この際、「話題作りのための受賞」でも良いのではないでしょうか?

第153回芥川賞の選考会は7月16日木曜日午後5時からとのこと。
芥川賞受賞作家・又吉直樹が出版業界を救う、かもしれません!

参考:『火花』特設サイト(本の話WEB)
   芥川賞(文藝春秋)
   芥川龍之介賞(Wikipedia) 
   
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