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少額訴訟は専門知識不要!身近なトラブルを迅速かつ安価に解決!

少額訴訟は専門知識不要!身近なトラブルを迅速かつ安価に解決!
VNM編集部 生活

少額訴訟で身近なトラブルを解決させよう

毎日、テレビやインターネットでニュースを見ていると、普通に生活をしているだけなのにトラブルに巻き込まれている人って意外に多いですよね。
近隣トラブルだったり、金銭の貸し借りだったり、インターネットの風評被害だったり、騒音、異臭騒ぎなど、どこにでも起こりうるトラブルは日本全国で発生しています。

あなたもいつトラブルに巻き込まれるのかわかりません。
他人事とは思わずに、身近で心強い解決方法を学んでいきましょう。

その解決方法とは、裁判です。

少額訴訟は安くて早い

もしトラブルになったら裁判を起こせばいいのですが、通常の裁判は費用も時間もかかり、手続きも複雑で面倒です。

そこで利用したいのが「少額訴訟」です。
少額訴訟とは、60万円以下の金銭の支払を求める訴えについて、原則として1回の審理で紛争を解決する特別な手続きです。
この手続きは1998年に発足した制度で、規模の小さな紛争を少ない時間と費用で迅速に解決することを目的として制定されました。

尚、少額訴訟は基本的にはその日のうちに審理が終わり、すぐに判決が出されるため、被害者はその日までにすべての証拠を提出しなければいけません。

少額訴訟には難しい知識は不要

「裁判」「訴訟」と聞くと、とにかく複雑で難しいというイメージがあるかもしれませんが、この「少額訴訟」に関しては、実は専門的な知識は一切要りません。
少額訴訟であれば簡易裁判所の相談窓口に行けば「訴訟」を起こす方法を親切に教えてくれます。

訴状の書き方や訴訟にかかる費用を提示してくれますので、指示に従って進めていけば、弁護士に依頼しなくても自分ひとりでも充分手続きは可能です。

少額訴訟の費用

少額訴訟にかかる費用は、裁判所へ納める申立て手数料と郵送代です。
申立て手数料は、少額訴訟で求められる金額の上限60万円の訴訟であっても、6000円です。
裁判というと高額な手数料が発生するイメージがありますが、少額訴訟であればこの程度で済むということになります。

これらの費用は原則として敗訴者が負担しますが、訴えを起こす時点では原告が立て替えるかたちになり、後から請求ができます。

裁判っぽくない?審理の進め方

普通の裁判では、法廷で(ドラマや映画で観るような)激しいやり取りが行われるケースがよく見受けられますが、少額訴訟はそれとは若干雰囲気が違います。

というのも、少額訴訟では丸いテーブルに裁判官、原告、被告など裁判にかかわるすべての当事者が囲んで座り、対話をするような雰囲気で審理が進められます。
しかも、裁判官は法服も身に着けていないので、まるで一般企業の会議のような感覚で、和やかに話し合いが続いていきます。

結果もその日のうちに!

話し合いで解決したいときには「和解」という方法がありますが、話し合いによる解決の見込みがない場合には、その日のうちに判決の言渡しをすることになっています。

少額訴訟の判決は、通常の民事裁判のように原告の言い分を認めるかどうかを判断するだけでなく、一定の条件のもとに分割払い、支払猶予、訴え提起後の遅延損害金の支払免除などを命ずることができます。

尚、少額訴訟は簡易裁判所の制度なので、判決に不服があるときは同じ簡易裁判所に異議の申立てをすることができますが、地方裁判所に控訴をすることはできません。

トラブル解決の手段として、覚えておいて損はない!

また、少額訴訟手続の利用回数は、1人が同じ裁判所に年間10回までに制限されているなど、少額訴訟ならではのルールなどもいくつかあります。

少額訴訟の事例として多いものは、部屋を借りていた大家さんに敷金の返還を要求するもの、交通事故(物損事故)の損害賠償請求など、自分の周りでも起こり得るものばかりです。

何でもかんでも訴訟!というわけにはもちろんいきませんが、トラブルがうまく解決しない場合には、こうした手段があるということも知っておくと良いのではないでしょうか?

参考:少額訴訟(裁判所)

【Q】「裁判」に関して、当てはまるものを選んでください。

裁判に関するアンケート
 対象条件:日本全国のモニターさん
 回答者数:1000人(調査日:2015/7/19~20)
「裁判」に関して、当てはまるものを選んでください。

裁判員制度も始まって数年、「裁判の傍聴」が注目された時期もありましたが、「裁判」はどういった立ち位置にあるものなのでしょうか?
皆さんの「裁判」に関する経験を伺ってみたところ、上記のグラフのようになりました。
およそ8割の方が裁判には一切関わりを持ったことがないということになります。

まだまだ縁遠いものではあるようですが、でもいざ困ったときのために「少額訴訟」は覚えておくと良さそうですね。

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