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田舎暮らしで農業を始めよう!という人がまず考えるべきポイント

田舎暮らしをして農業を始めよう!という人がまず考えるべきポイント
VNM編集部 生活

注目される田舎暮らし、農家として暮らしていくには!?

地方での生活は魅力もたくさん!だけど・・

移住・地方創生・2拠点居住など、都会だけでなく地方での暮らしが注目されています。
今までは都会でしか出来なかったような仕事が、インターネットが普及したことで地方でも出来るようなったのも、その一因かもしれません。

地方には豊かな自然が多くあります。
より良い環境で子育てをしたり、丁寧な暮らしを実現したりと都会にはない魅力があふれています。
また、各地方でも移住政策に力が入れられています。

地方で暮らしていくのに必要になるのは住まいと仕事です。
その中でも仕事は大きな課題です。
人口が少ない田舎では都会のように小売業や飲食業が成り立たない場合もあり、職業が限られてしまう可能性もあります。

そんな田舎暮らしの仕事の中でも最初に候補に挙がるのが農業ではないでしょうか?
広々とした畑で、汗を流して野菜や花を育てる農家は、ある意味どこの地方でも必ず出来ると言っていい仕事のひとつです。

とはいえ、いきなり農業を始めるわけにはいきません。
ある程度の準備や心構えが必要です。

そこで今回は農家になるために必要なことを集めてみました。
これを参考にして、移住計画と合わせて農家になるプランを練ってみてはいかがでしょうか。

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農家になるために①どんなものを作るのか?

ただ「農業がやりたい!」と言っても漠然としすぎています。
まずは自分がどんな作物を作りたくて、どのような農業がやりたいのかをイメージしましょう。

移住する場所によって決めてもいいのかもしれません。
北国なのにマンゴーやゴーヤなどの南国の作物を育てることはできませんし、季節によっても栽培できる作物が限られます。

難しく考える必要はないので、自分や家族が好きな食べ物を思い浮かべてみましょう。
野菜や果物、例えばお酒が好きな人ならワイン用のブドウ、という発想でもいいかもしれません。

農家になるために②生活していくのにいくら必要か?

いきなり現実的な話になってしまってすいません。
ですが、月にいくらあれば生活していけるかを先に考えておくのはとても大切です。
具体的には家賃・保険・ガソリン代・光熱費・養育費など、自分が生活していくのに必要なお金を計算しておくのです。

農家といっても様々な種類や方法があり、「農業を始めれば食べていける」とは限りません。
収穫量や価格は変動があるし、また自然が相手になる仕事なので台風や豪雪などの自然災害にあう可能も考えておかなければいけません。

まずは、1ヶ月間生活していくのにいくら必要で、自分が思い描いている農業でその収入が実現できるのかを検討してみましょう。
農業の収入の指針になるのは、農林水産省の農家収入データや地元の農協や県の農業普及員に聞いてみると参考になるかもしれません。

農家になるために③必要なのは土地・技術・機械

土地はどうするの?

土地が無いと始められない

まずは土地です。
農作物によっても変わりますが、野菜なら畑が、米なら田んぼがないと始められません。
親戚が土地を持っていたり、自分で購入する算段が立っていたりするのなら話は別ですが、ほとんどの移住者が土地を借りて農業を始めます。

ただし、土地を借りるには色々とルールがあります。
その地域によっても借りる条件が変わるので、自分が農業を始める予定の地域の条件をあらかじめ調べておくとよいでしょう。
知り合いがいれば土地を紹介してもらうのも良いかもしれません。

経験者に習って技術を身につけよう

次に技術です。これは独学と経験者に習うのと2通りが考えられます。
筆者としては、イチから誰かに習うのがおすすめです。

例えば、農業経験者で体験農業や農業学校を開いている人を探して通いながら教わるのが良いでしょう。
農業を始める予定の地域にそのような人がいれば、農地を借りる際や困った時にも相談することができます。

今は本やインターネットで情報を得られるので、ある程度は農業をやったことがない人でも作業はできると思いますが、地元に頼れるコネクションを作っておくのも(決して打算的な意味ではなく)、大事なことです。

作業を支える機械や車両も必要

最後に機械です。
有機農業や自然農では全て手作業で行っている人もいますが、ある程度の規模で農業を始めるのならば農業機械が必要になります。
トラクターや管理機など、作物によっても必要な機械が変わります。

農業機械だけでなく、軽トラックのような農作物を運搬する手段も必要になります。
何が必要で、揃えるのにはいくらくらいかかるのかを計算しておきましょう。

憧れだけではやっていけない!

農業は自然を身近に感じられる素晴らしい仕事です。
「晴耕雨読」な生活には、憧れる人も多いのではないでしょうか。

しかし、当たり前のことですが、農業もやはり仕事です。
しっかりと準備しておかないと理想の暮らしは愚か、もしかしたら都会に住んでいる時よりも忙しく苦しい生活になってしまう可能性もあります。

田舎で農業を始めたい人は、まずはぜひ今回挙げた項目をじっくり検討してみてください。
備えあれば憂いなしは、どんな状況でも言えることなのかもしれませんね。

【Q】地方移住(田舎暮らし)をするとなった場合、職業はどういったものに就きますか?

地方移住に関するアンケート
 対象条件:将来地方移住を考えているモニターさん
 回答者数:432人(調査日:2015/3/18)

地方移住(田舎暮らし)をするとなった場合、職業はどういったものに就きますか?

「将来地方移住を考えている」という皆さんにどういった職業に就くつもりかを調査しました。
今回の記事のテーマである「農業」と答えたのは、どの世代も2割弱といったところでしょうか。

最も多かったのは「仕事には就かない」で、「仕事を引退してから年金や自給自足で生活をしたい」という方がほとんどでした。60代以上では63.6%と半数以上がこの回答(既に都市部から移住したという方もいらっしゃいました)。

20代や30代でも2割ほどこういうふうに考えているのはちょっと驚きました。
既に「余生」のことを考えているんですね。