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農業を始めるなら専業農家?兼業農家?田舎暮らしの生活スタイル

農業を始めるなら専業農家?兼業農家?田舎暮らしの生活スタイル
VNM編集部 仕事

専業農家?兼業農家?農業にもいろいろな形があります

「地方創生」や「地域活性」などという言葉もよく聞かれますが、都市部を離れて地方で生活するスタイルを実践する人が増えています。

実際に移住しようとする時に問題になるのが、住む場所と仕事です。
移住するので住む場所を探す必要があるのはもちろんですが、移住してもそれまでの仕事をそのまま続けられるという人は少ないのではないでしょうか?

そこでよく出てくるのは「農業を始めてみよう」という声です。
確かに、農業はどの地方でも成り立つ仕事です。
だいたいの地方で主産業になっているのは農業を含めた第一次産業です。

しかし、農家と一口に言っても様々なスタイルがあります。
専門的に農業者として生計を立てていくいわゆる「専業農家」としてやっていく方法や、「半農半X」と呼ばれるような農業と他の仕事を組み合わせて生計を成り立たせる「兼業農家」スタイルなど、やり方は様々です。

農家になってみたいと考えている人は、自分がどのようなスタイルをイメージしているのかを整理するためにも、農家としての働き方の種類を知っておくべきでしょう。

今回は農業をはじめてみたい人のために、農業のスタイルを紹介します。

関連:田舎暮らしはアリ?ナシ?実際に経験してわかった地方移住の魅力
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どう生活していく?農業のスタイル分類

農家の仕事は大変だと思いますか?それとも楽ちんだと思いますか?

もちろん、どういった作物をどのくらいの規模で作るかによっても変わりますが、今回は「どのようなスタイルで農業を続けていくか」で分類をしてみました。
そのスタイルだと農業とそれ以外の生活時間がどういったバランスになるのか、比率をつけてみたので、目安にしてみてください。

①契約出荷型

主な契約先(販売・卸)が農協などに決まっている農家です。
大中規模で1~3つくらいの作物を集中的に栽培しているケースが多いのが特徴です。

農業に専念できる反面、収入源や職業が「農業」となっただけで、朝から晩までほぼ定時で働く都心のサラリーマンと変わらない生活スタイルになる可能性もあります。
(もちろん生活環境が大きく変わるので、都心での暮らしとまったく同じわけではありませんが)

生活時間のバランス:農業80%・生活20%

②独自販売型

独自の販売ルートを確保している農家です。
今はまだ少数ですが、農協などの大きな契約先に頼らずに農家が自ら営業して販路を確保しています。
小中規模で多品目を生産する場合が多く、卸先は直売所や飲食店、小型スーパーなどです。
農作業をしつつ、営業や販売などの仕事もこなす必要があります。

生活時間のバランス:農業80%・営業&販売20%・生活20%

③6次産業型

生産から加工・販売まで全てを農家がおこなうスタイルです。
農産物の生産とレストラン経営、直売所、加工所などを多角的に経営します。

国が推奨する「6次産業化プラン」に則っている場合は補助金などの支援も受けやすく、新しい農業のスタイルとして注目されています。

農業は「第一次産業」、食品加工は「第二次産業」、流通・販売は「第三次産業」ということで、それらを足した「六次産業」という名称がつきましたが、現在は掛け算での「6」という概念が提唱されています。

生活時間のバランス:農業40%・加工&営業&販売40%・生活20%

④自給自足型

文字通り、農業を含め自給自足の生活を送る、というスタイルです。
「農業を収入源とする」というよりも、自分たちが食べるために米や野菜を栽培するといったほうが適切でしょうか。
その上で余った野菜などを販売するケースもありますが、どのように生活費を確保するのかが課題として大きいようです。

生活時間のバランス:生活100%(農業含む)

⑤半農半X型

農業と別の職業(X)を組み合せて生活するスタイルです。

都市部から移住してきてそのまま同じ会社に勤めるというのは難しいかもしれませんが、農家×デザイナー、農家×IT、農家×ライターなど、「手に職」のある人たちは都心で磨いたスキルを活かして、地方で農業と合わせて活躍している人も多くいます。

インターネットの普及にも相まって様々な可能性があるので、移住を考える若い人にも人気があります。

生活時間のバランス:農業40%・その他の職40%・生活20%

農業が自由度の高い職業であることは間違いない!

農業は自由な職業です。
自宅の隣に農地があれば通勤時間もかからないし、日が沈んだあとは家族との時間も確保しやすいでしょう。

農業をはじめたいと考えている人は、ぜひ自分なりの農家のイメージを膨らませてもらえればと思います。
就農経験を書いた書籍や、移住をテーマにした雑誌なども出版されているので参考にしてみるのもいいでしょう。

【Q】今後、農業をやってみたいと考えていますか?

農業に関するアンケート
 対象条件:日本全国のモニターさん
 回答者数:1000人(調査日:2015/8/19)

今後、農業をやってみたいと考えていますか?

ボイスノート会員1000人に伺ったところ、今後農業をやってみたいと考えている人は28.6%、およそ3割もいることがわかりました。
かつ、「地方への移住」についても考えているという人は全体の11.5%となりました。

「のんびり暮らせそうだなぁ」とちょっと憧れるところもありますが、実際に移住や転職を考える段階になったら、今日紹介したような「どういうライフスタイルを目指すか」も合わせてしっかり考える必要があるようですね。

格安ネットリサーチ
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