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嫌味を上手に使って、いやーな気持ちを晴らそう!【基礎編】

嫌味を上手に使って、いやーな気持ちを晴らそう!【基礎編】
VNM編集部 生活

嫌味を言うのは日本人の気質!?

先日、近所の高架下を歩いていたら、フェンスにこんな看板が下がっていました。

『無断駐車をするあなたは、他人の迷惑が気にならないという、すばらしい才能をお持ちですね』

ふつうならば『無断駐車お断り!』で済ますところ。
それがどうでしょうか、この嫌味っぷり。
ここまでくれば、いっそ清々しい感じもします。

筆者は常々、公衆トイレの張り紙の『いつもキレイに使っていただき、ありがとうございます』も嫌味だなと受け取っていましたが、これに比べればまだ可愛いものでした。
日本人は、本音をそのまま語らず、遠回しに伝えるのに長けた人種といいますが、「嫌味」はまさに、その性質を具体化したコミュニケーション法でしょう。

あなたの周りにも、よく嫌味を言って相手をげんなりさせる人、いませんか?

嫌味はコトバの高等テクニックだ!

さて、ここで考えてもらいたいのは、嫌味の良し悪しではなく、その使い方の難しさです。たとえば待ち合わせに遅れた恋人・友人に嫌味を言いたいとき。

× 『おせえよ、このグズ野郎』
△ 『あなたって心がゆったりしているのね』
◯ 『あなたって大らかな人ね。いつもデート代はケチケチしているのに』

表現が過剰であれば、ただの悪口になり下がってしまい、また不充分であれば、褒め言葉にもなりかねません。
相手の心にチクリと針を刺すような効果的な嫌味を言うのは、実は相応のテクニックを必要とするのです。

それでいうと、日本全国の姑さんなどは大したものです。
誰に教わるでもなく独自に嫌味を習得し、連日、お嫁さんの神経を摩耗させているのですから。
さすがダテに長生きはしていません。
彼女らの培った膨大なケーススタディとノウハウのもと繰り出される言葉の毒は、環境省によるとPM2.5よりタチが悪いといわれています。
(蛇足ながら、これも嫌味の一例ですね。)

嫌味を言うのは自己責任で

人とかかわって生きていると、小言のひとつでも言いたくなるときが、きっとあるでしょう。
でも、そこで相手に面と向かって悪口を浴びせると大喧嘩に発展するかもしれない。
かといって陰口をたたくのも後ろめたい。

そんなときこそ嫌味の出番かもしれません。
悪口がコトバのナイフとするなら、嫌味はコトバの針。
相手の心に極小の穴を開けて、反省を促したり、自分の気持ちをすっきりさせたり、はたまた人から嫌われてみたりしてください。
相手のどんな発言にも嫌味で返せるようになったら、あなたも立派な嫌われ者……もとい嫌味マスターでしょう。

嫌味のそのほかの効能

1.相手の自慢話をぴしゃりと遮る
聞いてもおもしろくない自慢を言う相手にお灸をすえてあげられます
2.将来、姑と暮らすときに役立つ
舌戦で互角に戦えるようになりましょう。スタミナはあなたが上です
3.想像力を豊かにする
優れた嫌味は、ダジャレやジョーク以上に賞賛されるかもしれません

嫌味を構成する3本柱

ではここで、嫌味の基本についてご説明しましょう。
といっても内容は実に簡単。
嫌味は、実はどれもこの3つから成り立っています。

1.褒める

相手の長所、美点、実績など良いところをあざといくらいに褒めちぎります。
例)苦手なコンピューターで苦心惨憺、書類を作成した上司に向かって、
『さすがですね~。そこまでいったら完璧ですね』

・ワンポイントアドバイス
単純な褒め言葉では相手を喜ばせるだけになってしまうおそれがあるので、
過剰なくらいがちょうどいいでしょう。

2.けなす

褒めることより簡単ですね。単純に相手の短所を見下せばいいわけです。
例)仕事ができない部下に、
『やはり、○○くんには難しすぎたようだね』

・ワンポイントアドバイス
使用にあたっては言葉遣いに注意すること。
あえて丁寧な言葉を用いると、バカにした内容とのギャップが生まれて発言の威力が増すことがあります。

3.褒めておいて、けなす

褒める、けなすのどちらか一方でも嫌味として成立しますが、組み合わせることでさらに効果が高まります。
例)ハンサムな夫をつかまえた友だちに、
『ご主人ってイケメンよねえ。でも、大変でしょ。モテるだろうから浮気の心配が絶えなくて』

・ワンポイントアドバイス
ここでは、相手の「うらやましい部分」と「うらやましくない部分」をセットで言葉にすることが重要になります。

おわりに

効果的な嫌味を言うには、相手の長所と短所をしっかり見極めなければいけません。つまり、相手のことをよく知ってください。
敵を知り己を知れば、なんやらかんやらです。
けれど、相手の良いところも悪いところも真にわかったときは、もう嫌味なんて言う気は失せているかもしれませんね。

ライター:赤井るか
akairuka1986年生まれ 大阪府在住
座右の銘は「たかが言葉に泣いたり、救われたり」。
 

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