時事の記事

電力自由化を検討するその前に!もう一度自宅の省エネを見直そう

電力自由化を検討するその前に!もう一度自宅の省エネを見直そう
VNM編集部 時事

電力自由化しても、タダになるわけではない!

にわかに騒がしくなってきた、電力小売り自由化。
4月に向け、各社が続々と参入を発表しています。

筆者も、電気代が安くなるならと興味を持っていろいろと調べてみたのですが、なにせ選択肢が多く複雑なので、よくわからず見事に挫折してしまいました。

結局、消費者にとってお金を支払う相手が変わるだけ。
どんなに頑張っても電気代がタダになったりすることはないのです。

だから、浅い知識で焦って契約するよりも、上手に省エネするほうがまずは優先だとの結論に至りました。
そこで今回は、改めて省エネについて見直したいと思います。

省エネのキモは待機電力を抑えること!

待機電力、ご存じですか?
例えばエアコンやテレビなど、使っていなくてもコンセントに接続したままの家電は、電源が切れていても電力を消費しているんですよ!

もちろん、エアコンは電源を入れてすぐに冷たい・暖かい風が出るように準備をしているし、テレビも録画予約などのために文字通り待機しているために電力を消費しているのですが、使わないのに待機電力を消費しているものがあれば、その待機電力はムダになりますよね。

省エネルギーセンターが行った平成24年度の調査によると、一般家庭の平均待機電力は年間228kWhで、全消費電力の約5.1%を占めるそうです。
そして、待機電力量の多い家電は、意外なアレが1位となっています。

待機電力ナンバーワンは、ガス給湯器のパネル!

最も待機電力量が多いのは、ガス給湯器のパネルなんだそうです!
ガスなのに電気!?と思ってしまいますが、そのガス給湯器を動かすのにはやはり電気が必要なんです。

最近は、キッチンやお風呂にコントロールパネルがあるのが当たり前になりつつありますが、これを常時ONにしているだけで、年間43.3kWhを使用しているんです。
一般的な電気料金22円/kWhで計算すると、その電気代は953円。
一年間に約1000円、これはもったいない。
給湯器を使わない就寝時や外出時にはOFFにするというのを徹底するだけでも、随分変わりそうですよね。

参考:待機時消費電力調査報告書(一般財団法人 省エネルギーセンター)

※クリックすると直接PDFが開きます

夏と冬の省エネ基本対策

エアコンを制するものが省エネを制す!

電気を多く使う家電といえば、やはりエアコンです。
省エネの基本ともいえますが、改めて確認しておきましょう。

夏は、設定温度28度に保つことで、3.6ヶ月で約670円の節約に。
扇風機を併用することで、体感温度をさらに下げることができます。

冬は、設定温度20度にし、5.5ヶ月で約1170円の節約に。
服の重ね着で、さらに体感温度を上げることができます。

行き過ぎた「冷やし過ぎ」、「暖め過ぎ」は、体にもお財布にもよくないようです。
以下のサイトに、夏冬の省エネヒントが載っていて、参考になりますよ!

参考:夏の省エネ(関東電気保安協会)
   冬の省エネ(関東電気保安協会)

断熱が冷暖房の効率を大きく左右する

熱は窓から逃げる!入ってくる!

エアコンの温度をいくら調節しても、どこかからスースーと冷たい風を感じること、冬の頃に経験のある方は多いのではないでしょうか。

なんと、冬は窓などの開口部から、約半分の熱が逃げてしまっているそうです。
窓の断熱をしっかりしないと、残念ながらいくら暖房で暖めてもあまり意味がないのかもしれません。

断熱サッシ×二重ガラスが最強だそうですが、なかなか簡単にリフォームするわけにもいかないですよね。

そこでオススメなのが遮熱カーテン。
遮熱カーテンに変えると、部屋から外へ逃げる熱量を減らすことができるそうです。
厚手のものも、レースのものも、遮熱性能を持った商品が売られています。

夏は逆に、熱気が窓を通って部屋の中へ伝わるため、遮熱カーテンの手前、屋外の断熱がポイントだそうです。
ベランダにシェードをつけたり、緑化したりすることで、さらなる断熱が期待できます。

参考:家庭の省エネ徹底ガイド(資源エネルギー庁)
※クリックするとPDFが開きます。

焦って契約せず、じっくり比較検討を!

4月から電力自由化が始まるからといって、すぐさま小売り会社やプランを変えないといけないわけではありません。
4月以降に参入を発表する企業も多いでしょうし、慌てて変える必要はないのです。

もちろん、計算に計算を、検討に検討を重ねた上のプラン変更ならば良いのですが、目先のキャンペーンや料金プランに踊らされてしまい、結局何もお得にならないのでは本末転倒ですよね。

4月から夏前にかけては、電気使用量が少なくなる時期でもあるので、まずは出来る省エネをしつつ、じっくり考えてみるのも良いのではないでしょうか。

最後に、2017年には都市ガスが自由化される予定です。
今焦って契約して2年縛りに遭うよりは、1年待って選択肢がさらに増えた状態で検討するのも、悪くないかもしれません。

ライター:やまかわじゅり
akairuka子どもとトイプードルに振り回される、新米ママです。
親バカにはならないぞと思っていましたが、子どもの動画でスマホが一気にパンパンになりました。
Twitter: @jymkw 

【Q】2016年4月から「電力自由化」が始まるのは知っていますか?

電気に関するアンケート
 対象条件:日本全国のモニターさん
 回答者数:1000人(調査日:2016/2/2)

2016年4月から「電力自由化」が始まるのは知っていますか?

 もうすぐ開始される「電力自由化」、「知っているが特に何もしていない」が半数を超える結果となりました。
 記事中にもあるように、まずはムダ遣いを減らすことから始めるのも良いかもしれませんね。