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薬物はダメ、ゼッタイ!手を染めないために大事なのは人との繋がり

薬物はダメ、ゼッタイ!手を染めないために大事なのは人との繋がり
VNM編集部 時事

一般人にも広がる薬物汚染

「ドラッグ」というと、外国に蔓延しているものであって日本では無縁、というイメージでしたが、ここ数年「危険ドラッグ」をはじめ、汚染が広がっている印象を受けます。
厚生労働省と警察庁の資料では、覚せい剤は平成10年前後をピークに、現在は下がって横ばいのようですが、危険ドラッグの検挙は激増しているようです。

身近にせまる薬物汚染。
ドラッグに手を染めないためにどうすればいいか、考えてみました。

参考:薬物乱用の現状と対策(厚生労働省)
   平成 26 年上半期の危険ドラッグに係る 検挙状況について(警察庁)
   ※どちらもクリックすると直接PDFが開きます

昔は覚せい剤が公認されていた!

戦前から戦後しばらくの間、「ヒロポン」と呼ばれる薬が、「除倦覺醒劑」として売られていたそうです。
現在の覚せい剤でも主成分であるメタンフェタミンが主成分だったようです。
当時は違法薬物でも何でもなく普通に売られていたそうで、今でいうところのエナジードリンクのような感覚だったのでしょうか。

「ヒロポン」で画像検索をすると、「作業効率アップ!」みたいなキャッチコピーの当時の広告が出てきてビックリします。
その恐ろしい副作用がまだ知られていなかったので、相当数の中毒者を出し、1949年に禁止されたそうです。

筆者は子どもの頃、「はだしのゲン」を読んでいて、「ヒロポン中毒者」が出てきたので、これは何だろうと思っていました。
記憶がうろ覚えなのですが、確かゲンの仲間が中毒になってしまったはずです。
ゲンやその仲間たち、子どもや若者に薬物が蔓延しているとは、恐ろしい状況ですね。
ただ、薬物に手を染めないとやっていけないほど、打ちのめされた社会情勢だったから、たくさんの中毒者を出してしまったのかもしれません。

中高年が狙われている!

世間に衝撃を与えた清原和博氏の逮捕。
華々しい活躍を知っているだけに、その落差に愕然としました。

酒井法子氏、ASKA氏、清原和博氏にも見られるように、近年、中高年の薬物乱用者が増えているそうです。
その理由は、ある程度裕福なこと。
また、仕事でストレスを抱えやすい立場にあることや、体の衰えを感じ始める年齢であること。
そのような状況にある人は、密売人にターゲットにされやすいそうです。
また、そうした人は家族や社会的立場など守るものが多いため、密売人にとってリスクが少ない相手なのだそう。

ある程度お金を持っている人しか入れないバーやクラブなどで密売人にターゲットにされ、手を染めていくパターン。
また、ネットで購入し、乱用が始まるパターンなどが主だそうです。
覚せい剤は再犯率も高いので、平成10年頃乱用者だった若者が中高年になり、再び手を染めているケースもあるとのことです。

覚せい剤が大人に広がる一方、安い危険ドラッグや大麻は若者に広がっています。
高校生がSNSで大麻を入手していたニュースは記憶に新しいものです。
危険ドラッグの恐ろしさがよくわかる漫画など、政府も危険ドラッグ乱用防止に乗り出しています。

参考:特集-危険ドラッグの、本当の怖さを知っていますか?(政府広報オンライン)

薬物に手を染めてしまう背景とは

過度の疲労やストレス、孤独感、人間関係の悩みなど、心の隙を狙って薬物は忍び寄ってきます。
前述の、戦中戦後に薬物汚染が広がっていたのも、薬に頼らないとやっていけないような社会背景があると思います。
また、ちょっと「いきがってみたい」とか、ダイエットしたいなど、若年層は軽い気持ちで始めてしまうことも多いようです。

薬物依存は本人の生活環境と密着しているため、ただ逮捕すればいいというわけではない、根深い問題です。
アメリカでは、薬物に限らず、アルコール依存なども、更生施設でのプログラムを受けることができます。
それでも薬物の再犯率は高いようなので、どれだけ依存性の強い物質か、恐ろしくなります。
日本でも、逮捕するだけでなく、更生プログラムの充実が急がれると思います。

弱音を吐ける環境を

人は誰でも、直視するのがつらい現実やコンプレックス、心の闇を抱えています。
弱くない人間はいません。
だから、安心して弱音を吐ける相手や場所を見つけることが、薬物に手を染めない第一歩なのではないでしょうか。
孤独を強めない、人との繋がりを持つということが、大切だと思います。

ライター:やまかわじゅり
akairuka子どもとトイプードルに振り回される、新米ママです。
親バカにはならないぞと思っていましたが、子どもの動画でスマホが一気にパンパンになりました。
Twitter: @jymkw 

【Q】あなたの周りに「違法薬物」「危険ドラッグ」に手を出した経験がある人はいますか?(または、そういった方をご存知ですか?)

薬物に関するアンケート
 対象条件:日本全国のモニターさん
 回答者数:1000人(調査日:2015/2/17)

あなたの周りに「違法薬物」「危険ドラッグ」に手を出した経験がある人はいますか?

 1000人に聞いて、その周りに薬物経験者が5.2%いるというのは、これは多いのでしょうか少ないのでしょうか。
 編集担当としては、ちょっと多い数字ではないかと感じました。
 それだけ身近なところまで迫ってきている「薬物」。くれぐれも気をつけましょう。
格安ネットリサーチ
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