許せない体罰、でも「場合によってはアリ」?

体罰は絶対ダメ! だけど場合によっては…?

教師による生徒への体罰が、度々問題となります。

日本の学校教育では、体罰は法律で禁止されていて、決して許されない行為とされています。

ですが、取り沙汰されるニュースを見ると、中には生徒が教師を挑発しているものがありました。

もし生徒が教師の暴力を誘発しているのであれば、果たしてそれは体罰を加えた教師だけが悪いのか、と疑問を感じた方もいるのではないでしょうか。

今回は、お子さんのいる方を対象に体罰についてアンケートを行いましたので、その結果を紹介します。

64.7%は「家庭で体罰を加えたことはない」

かつては、何度注意しても悪さをやめない子どもへは「お尻ペンペン」で分からせるというのが“お約束”のようになっていましたが、これも立派な体罰となります。

現在は「お尻ペンペン」をするお父さんお母さんもいないのでしょうか。

お子さんを叱る時に、体罰を加えたことがありますか?

  • 1,244
  • 開催期間:2019年4月4日~4月10日

お子さんを叱る時に、体罰を加えたことがありますか?

「程度の軽いものならある」が28.9%、「ある」は6.4%でした。

体罰を加えたことがある方は少数派のようです。

「程度の軽いものならある」と回答した方に、どのような時にどのような体罰を加えているのかを聞いていますので、その中から一部を紹介します。

    どのような時に、どのような体罰を加えましたか?

  • いけないことをして、5回以上同じことをしたときにげんこつ。(33歳・女性)
  • いけないことをしたときに手の甲をたたく(77歳・男性)
  • あいさつ。ありがとう、ごめんなさいが言えなければ軽く頭をたたく。(60歳・男性)
  • 人を叩いたり怪我をさせたとき平手打ちする。(42歳・女性)
  • 嘘をついたり、物をこわしたら、背中、頬をたたく(54歳・男性)

 
一方、「ない」と回答した方は64.7%でした。

多くの方が、体罰は加えないということが分かりました。体罰は教育現場だけでなく、家庭でも“禁止”と考えている方が多そうです。

つづいて、家庭で体罰を加えたことが「ない」という方に、教育現場での体罰について聞いてみました。

教師が生徒に加える体罰は、アリですか?
教師が生徒に加える体罰は、アリですか

意外なことに、「場合によってはアリだと思う」も含めると、「アリだと思う」が49.7%もいました。

家庭では体罰はしないが、教師による体罰が絶対に禁止されていることについては疑問を感じる、という方もいるのでしょう。

「場合によってはアリだと思う」と回答した方に、どのような場合に体罰が「アリ」だと思うのか聞いていますので、一部を紹介します。

    どのような場合であれば、体罰があっても良いと思いますか?

  • 違法な事をしている場合(60歳・男性)
  • あまりにもいきすぎた態度や周りに迷惑をかけ非常識なことをした場合は仕方ないかと(34歳・女性)
  • 道理をわきまえない行動及び発言をした時(63歳・女性)
  • いじめや不道徳な行動をとる場合(78歳・男性)
  • 命に係わるような間違いを繰り返す場合(54歳・男性)
  • 危険をともなうイタズラなどが発覚した時、愛を持って行うのは仕方がないと思います(43歳・女性)

 
体罰はいかなる理由があっても許せないという考えがある一方、場合によっては体罰があっても良いという考えもありました。

体罰の問題に答えを出すのは難しそうです。

ちなみに、「体罰」の意味を調べると、「こらしめのために、身体的な苦痛を与えること」とするところがあれば、「私的に罰を科す目的で行われる身体への暴力行為である」とするところもあります。

引用:
フリー百科事典-ウィキペディア 「体罰」
辞典・百科事典の検索サービス-Weblio辞書 「体罰」

「こらしめのための罰」と「私的な暴力行為」とでは大きく意味が違いますが、それだけ人によって考え方が違うということでしょう。

やはり、この問題に答えを出すのは難しそうです。

体罰についてのアンケート
対象条件:お子さんがいるボイスノート会員
有効回答者:1,244人
調査日:2019年4月4日~4月10日

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