【迷惑行為】なくならない理由は「かける側」と「かけられる側」の感覚の違いにアリ!?

電車内でのリュックを背負うのは「迷惑行為1位」

多くの人の交通手段として欠かせない電車は、状況によってはストレスが溜まる場所となることも多いようです

日本民営鉄道協会が2019年12月20日に発表した「迷惑行為ランキング」では、「荷物の持ち方・置き方」が1位となり、そのうち、迷惑に感じる行為として最も多く挙げられたのは「背中や肩のリュックサック・ショルダーバッグ等」でした。

引用:平成30(2018)年度 駅と電車内の迷惑行為ランキング|日本民営鉄道協会

今回は、「リュックサック」に的をしぼって、みなさんの考えを聞いてみました。

2割はリュックサックを背中に背負い続ける

リュックサックを背負って電車に乗ることが「ある」「時々ある」という方に、電車内ではリュックサックをどのようにしていることが多いか聞きました。

リュックサックを背負って電車に乗った時、リュックサックをどのようにしていますか?

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  • 開催期間:2019年5月1日~5月7日

リュックサックを背負って電車に乗った時、リュックサックをどのようにしていますか?

最も多かったのは、「体の前側へ移動させ、抱えるようにする」で53.5%でした。迷惑行為として挙げられた「そのまま背中で背負い続ける」は20.4%と、2番目に多い結果となりました。

「そのまま背中で背負い続ける」と回答した方に、なぜそのようにするのか聞いたところ、

「姿勢が楽なので」
「両手が自由になる」
「持ち換えるのが面倒だから」
「前で子供を抱っこしてるから」
「移動が楽だから」

などがありました。が、圧倒的に多かったのは、

 
「混んでいないから」
 

というものでした。

「混んでいなければ迷惑にならない」は間違い?

混んでいない車両では、背負われたリュックサックは迷惑ではないのでしょうか。「そのまま背中に背負い続ける」以外の持ち方をするという421人に、空いている電車内の場合について聞いてみると、このようになりました。

空いている電車内で、乗客が背負うリュックサックによって、迷惑を被ったことがありますか?
空いている電車内で、乗客が背負うリュックサックによって、迷惑を被ったことがありますか?

54.4%が、迷惑を被ったことが「ある」と回答しました。電車の込み具合にかかわらず、半数以上の方が、背中に背負われたリュックサックに迷惑をかけられていることがわかりました。

迷惑行為はなくならないのか

今回は電車内での迷惑行為として、「背中のリュックサック」をフィーチャーして調査しましたが、日本民営鉄道協会の調査で迷惑行為に挙げられたのは他にも、「騒々しい会話・はしゃぎまわり」「座席の座り方」「乗降時のマナー」「ヘッドホンからの音もれ」などたくさんあります。

これらの行為にも、迷惑を「かけている側」の人と「かけられている側」の人がいます。そして、「かけられている側」だった人が別の時には「かける側」になってしまっている可能性もあります

電車内や駅構内では、迷惑行為をやめるよう呼びかけるポスターが貼られていることがありますが、迷惑行為はおこなわれ続けています

「混んでいないから大丈夫」とおこなわれた行為が実際には迷惑をかけていることがあるように、「これくらいの声量なら大丈夫」「これくらいの脚の開き方なら問題ない」「これくらいスペースがあれば乗り降りも余裕でできるはず」「この程度の音量なら音漏れしないでしょ」と、「かける側」の感覚でおこなわれ続けているのかもしれません

これらのように、迷惑をかける側とかけられる側の、「これくらいなら問題ない」という感覚的なラインの違いが、世の中から迷惑行為がなくならない理由なのではないでしょうか

電車は、不特定多数の他人同士で乗り合って利用するものです。人それぞれ感覚も違いますので、一人ひとりが自分の中での「これくらいなら問題ない」のラインを少し厳しくすると、皆のストレスも減り、気持ちよく利用できるようになるのかもしれませんね。

電車内での荷物についてのアンケート
対象条件:リュックサックを背負って電車に乗ることがある、ボイスノート会員
有効回答者:529人
調査日:2019年5月1日~5月7日

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