友達とのＬＩＮＥを公開する！？あなたはＳＮＳのマナーは、大丈夫？

いまや多くの人が使っているLINEやTwitterなどのSNS。その存在は普通となっているはずなのに、街中を見まわしてみると「それはマナー違反なのでは？」と思うことにも、数多く遭遇するのではないでしょうか。

SNSに関するマナーの定義もなかなか曖昧ですよね。そんな背景から、今回は10代～30代のモニターの皆さんにSNS使用に関するアンケートを行いました。

SNS使用に関する調査

対象条件：10代～30代のボイスノート会員
回答者数：990人
（調査日：2019/9/12～2019/9/29）

過半数の人が「LINEの会話をSNSで公開することはマナー違反である」と回答

【Q】LINEなどのチャット型SNSでの会話を、Twitterなど公開型SNSで公開することはマナー違反だと思いますか？

「マナー違反だと思うからやめてほしいと思う」と答えたのが男性58.5%、女性69.8%という結果に。マナー違反であると認識している人は女性のほうがはるかに多くなりました。

また、「マナー違反だと思うからやめてほしいと思う」「マナー違反だと思わないけどやめてほしいと思う」というように、「公開するのはやめてほしい」と思っている人は男性60.6%、女性80.1%にものぼりました。もしマナー違反だと思わなかったとしても、この結果を見れば、自分とのLINEを載せられるのは嫌だと思っている人が圧倒的に多いことは、火を見るより明らかですね。

男女ともに過半数が「マナー違反」であると認識しているということは、気に留めておくべきでしょう。

【Q】LINEなどチャット型SNSでのやりとりを、無断でTwitterなど公開型SNSなどにアップしたことがありますか？

男性4.5%、女性8.6%が「アップしたことがある」と答えています。先ほどのアンケートで過半数が「マナー違反だと思う」と答えているのにもかかわらず、1割の人はどうやら他人とのLINE会話を一般に公開してしまっているのですね。

勿論本人に了承を得ていれば問題はないですが、了承を得ていないときは、LINEでの会話をTwitterなどで公開してしまわないようにしましょう。モラルや配慮に欠けた人について伺った質問ではこんな意見もありました。

LINEなどの内容には個人的な事情や、個人情報と言われるものまで含まれていることがあります。みなさんもご存知の通り、ちょっとした情報でも個人のプライバシーは暴かれてしまいますよね。SNSに個人情報を載せているという認識がないのが怖いです。

世間で騒がれるTwitterでの事件では、ほとんどの行為者(通称「バカッター」、悪戯行為などをアップする本人)の身元が割れてしまっていますよね。それを見ても、「自分は大丈夫」だと思わないことが大切です。

取引先の写真なども、相手の会社が見せたくない社内の様子や情報を晒す可能性があります。それが元でトラブルになれば自分だけではなく、会社にも迷惑がかかってしまいます。

きちんとSNSの使い方を考える事は、自分にかかわる人のプライバシーを守ることにもつながります。

「LINEでの会話を他人に見せるのはマナー違反」は過半数、特に女性はマナーに厳しい傾向がある

【Q】LINEなどのチャット型SNSでの会話を、無断で他人に見せるのはマナー違反だと思いますか？

Twitterなどネット上に限らず、LINE上での発言を勝手に他人に見せてしまうというケースも見受けられます。こちらに関しては皆さんどう思っているのでしょうか？

「マナー違反だと思うからやめてほしいと思う」と答えたのは男性が55.2%、女性60.0%でした。LINEやTwitterなどSNSの使用に関しては女性の方がマナーに厳しいようです。

しかし、一方で、他人に実際に見せた経験を伺ったところ、こんな結果に・・。

【Q】LINEなどのチャット型SNSでの会話を、無断で他人に見せたことがありますか？

「見せたことがある」と答えた男性は12.1％、一方女性は28.5%でした。先ほどの質問では「マナー違反だと思うからやめてほしいと思う」と回答していた割合が女性の方が高かったのに、自分が見せる側になるとやってしまうこともあるようです。

「ダメだとわかっていてもつい」という気持ちは全く分からないというわけではないですが、自分が他人にされて嫌なことはすべきではないですよね。さらにモラル・配慮が足りないと感じるSNSの使用については、こんな意見も。

自分ではやり取りを晒すのを悪いと思っていない、友達同士で撮った写真に他人が偶然写ってしまうなど、悪意なくプライバシーを侵害しているケースもあるようです。やり取りを見せてくる人には「知人があなただけに話したことなのだから見せるのは止めた方が良い」と、マナー違反であることをきっぱり伝えるべきです。

また、公共の場で撮った写真をSNSにアップするときは、撮った写真に他人が写っていないか確認し、写っていれば加工するなどして、個人が特定できない状態でアップしましょう。

まとめ

調査結果を見ていると、「個人情報を取り扱っている」という意識が希薄である人が、かなり多いという印象を受けました。

1対1で話をしているときは、まさか相手が全世界に向けてこのLINE内容を公開する、もしくは第三者に公開するなんて考えて話をしませんよね。「あなた」だけに言えることというのがあって話してくれているのに、会話内容をアップするのはその気持ちを裏切るという行為に等しいのではないでしょうか。

「人の口に戸は立てられぬ」と言いますし、現代ではそれこそLINEなどのツールでその場にいなくても、簡単に友人などに「スクリーンショット」を撮ってシェアできますよね。

あなたがその相手やLINE内容に関してどう思っているかを、その友人がばらまく可能性もゼロとは言えないのです。本人にばれなければいいという意識では、うかつすぎるのではないでしょうか。

身近で手軽だからこそ、ぜひその利用方法をもう一度きちんと考え直してみてくださいね。

関連記事：ＳＮＳのマナー、違反してませんか？恋人との秘密の写真は、大切に！