よし、今日はちょっと気合い入れて料理でもしますか・・・と砂糖や塩を棚から出してみると、前に見た時はサラサラだったのにバッキバキに固まっている!ということ、ありますよね。湿気の多い場所に置いているつもりもないのに、時期によってはすぐに固まってしまいます。
今回は、この悩ましげな「調味料の湿気対策」について調べてみました!
冷蔵庫?パン?つまようじ?調味料の湿気対策!
Contents
調味料に関するアンケート
対象条件:日本全国のモニターさん
回答者数:993人
(調査日:2019/9/4~2019/9/5)
【Q】あなたは自分で料理をしますか?
日本全国のモニターさん(n=993)
「よくする」が39.0%、「たまにする」が22.9、合わせて6割ほどとなりました。「全くしない」と答えた方が22.1%。
料理をする割合、思ったより多い気がします。
次の質問では、「よくする」「たまにする」と回答された方に、調味料について伺います。
【Q】調味料が湿気って固まってしまうことはありますか?
料理を「よくする」または「たまにする」と回答されたモニターさん(n=615)
「よくある」と「たまにある」、合わせて74.2%となりました。やはりかなりの方が調味料が固まってしまった経験をされているようです。
「ない」と回答されたのが合わせて残りの約3割。もしかすると、この方たちは既に、良い湿気対策を講じているのかもしれません。早速伺ってみましょう!
【Q】具体的にどのような対策を講じているかを教えてください
料理を「よくする」または「たまにする」と回答されたモニターさん(n=588)
自由記述で回答をいただきましたので、ご紹介していきます。
○小麦粉やカレー粉は冷蔵庫で!
(30代・男性)
代表でおひとりご紹介しましたが、こういった「冷蔵庫に入れる」という回答が最も多い回答でした。
冷蔵庫の中って、実はだいぶ乾燥しているんだそうです。そのため、冷蔵庫に入れて保存すれば、乾燥状態を保つことが出来るとのこと。
小麦粉やカレー粉の残りなどは、冷蔵庫で保管するのが適しているのかもしれません。
その時に大事なのはしっかりと「密封」すること。密封していないと、袋の口の隙間などからダニが入り込んで、その死骸やフンなどが粉末に紛れ込んでしまい、健康被害が発生するということもあるそうです・・。密封用の容器や袋などを活用しましょう。
砂糖が固まっているのは、湿気っているからではない!?
砂糖は敢えて冷蔵庫に入れる必要はありません。実は、砂糖は湿気ったことにより固まってしまうのではなく、乾燥することで固まるそうなんです。
もう少し正確に言うと、「砂糖は、一度湿気を持った後に乾燥すると固まる」ということらしいので、その点に注意して保存する必要があるようです。
では、湿気を持たないように保存するには、どうしたら良いのでしょうか?そこで、こちらの回答を参考にしてみましょう。
(40代・女性)
砂糖を入れている容器にパンを入れておくと、そのパンが砂糖の湿気を吸い取って・・ではなく、逆に、パンの持つ水分を砂糖が適度に吸い取って、固まらない状態で保つことが出来るんだそうです。(湿気を持ったあとに乾燥しないようにする=適度に水分を与え続ける、ということなんですね)
パンの種類は何でもOKで、食パンやロールパンなどをちぎって入れておくと良いそうです。
塩はお米か爪楊枝!?
続いては塩です。塩は砂糖と異なり、湿気を抜く必要があるのですが、これについては、
・爪楊枝を入れる(30代・女性)
といった方法を教えていただきました。ということで、実際にやってみました。
こんな感じで、筆者の家でちょっと固まりつつあったアジシオの中に爪楊枝を入れてみました。
異物混入させているわけではありません、念のため。(※これ、この記事を書いたときにはとってもタイムリーなジョークでした)
定食屋さんなどで塩の瓶に爪楊枝が入っているのを目にすることがあって、そのときには固まっている塩を爪楊枝で突いてバラすために入れているのかと思っていたんですが、爪楊枝は塩の瓶に入った湿気を吸収するのにちょうど良いんだそうです。
ちなみに、入れた爪楊枝は少し折っておくと、塩を振った時におみくじのように出てきてしまうことを防げますよ。
シリカゲルは再利用できる!
調味料って何となく、台所のコンロ周りの決まったところに置いてある、むしろ置きっぱなしというイメージがあるんですが、それぞれに適切な保存方法があるんですね。
ちなみに、こういった回答も多くありました。最後にご紹介します。
※誤字・脱字を一部修正しています。
お菓子や海苔などに入っている乾燥剤のうち「シリカゲル」という種類については再利用することができます。
いろんなものに入れられているので、意識して取っておくとけっこうな量になりますよね。
小袋に入っているシリカゲルを袋から出してフライパンでゆっくりと熱し、水分を飛ばすことで再び吸収力が戻ります。
シリカゲルの白い粉末と一緒に入っているピンクや青の粒がその目安になっていて、熱することでピンクが青に変わればそれが復活のサインです。
自分でティーバッグが作れる不織布のパックに入れて、調味料とともに入れれば乾燥剤としてしっかり機能してくれます。
気をつける点は2点。熱したあとはもちろん熱くなっているので、ある程度冷ます必要があります。
その過程でまた湿気ってしまわないように、密封容器の中で冷ますのが良いでしょう。
また、手っ取り早く乾燥させようとシリカゲルを電子レンジで熱すると破裂する危険があるので、フライパンでゆっくりと乾かしていくようにしてください。